鵜殿のヨシ原保存会について

ヨシ原を維持管理し保存するために、内本隆譲氏を初代会長として、2002年に設立されました。

高槻市道鵜町に住み、ヨシ原に関する入会権(ヨシを刈り取る権利)を持つ者を含む地域住民によって構成されています。

道鵜町では、長年、中小農家の組合である「道鵜実行組合」がヨシ原の維持管理を行ってきましたが、農業人口の減少にともない道鵜実行組合員が減少したため、ヨシ原の維持管理と保存のために「鵜殿のヨシ原保存会」が設立され、活動を行っています。

鵜殿のヨシ原は、大阪府高槻市道鵜町と上牧町の両町に広がっており、道鵜町は「鵜殿のヨシ原保存会」、上牧町は「上牧実行組合」がヨシ原の維持管理を行っています。

 

 

 

会長ご挨拶

約75haにもわたり広がる鵜殿のヨシ原は、大変自然豊かな場所です。

多種多様な動植物が生息し、絶滅危惧種、希少種などが多く存在し、生物多様性が実現されている貴重な場所です。

そして、そこに育つヨシは水や土、空気を浄化し、環境に大きく貢献しています。

 

この鵜殿のヨシ原は、昔から村人たちが手入れすることで、その環境が維持されてきました。

ここに育つヨシは、寒天作りや宇治のお茶作りに使われる葦簀として重宝され、住居の材料、燃料などとしても利用され、人々の暮らしに深く結び付き、役立ってきました。

また、古くから、伝統芸能である雅楽の楽器、篳篥の材料としても用いられ、日本の伝統文化を支えています。

 

鵜殿のヨシ原の保全は、鵜殿のヨシ原保存会のみでできるものではなく、上牧実行組合、高槻市、淀川河川事務所等と連携し、一丸となって取り組みを行っています。

環境の変化や、治水対策による河川の変化など、鵜殿のヨシ原の状況は時代とともに変化していますが、淀川の一級河川の自然環境および歴史、伝統文化を守るために、今後もヨシ原焼きをはじめとしたヨシ原保存のための活動に熱意をもって取り組んでまいります。

 

鵜殿のヨシ原保存会会長

西村守