鵜殿のヨシ原焼き

毎年2月頃、「ヨシ原焼き」が行われ、初春の恒例行事となっています。

ヨシ原は、水辺の草原であり、ヨシ原焼きを行うことで、水辺の草原の自然環境が守られます。

 

火入れを行うことで、カナムグラなどのつる性植物や、ヤナギなどの低木が増えることを抑え、ヨシが育つ環境を維持しています。

また、害虫などの駆除の効果もあります。

 

火入れによって、枯草や枯葉が少なくなり、不慮の火災を防ぐ役目も果たしています。

 

地表面に陽光があたりやすくなり、ヨシの芽生えや早春のこの環境を好む絶滅危惧植物などの成長を促します。

 

また、焼いた後には灰が地面に残り、それはヨシの栄養となります。

 

現在行われているヨシ原焼きは、事前に火入れ場所全域ですべての草をチップ状に粉砕して、灰の量を抑えています。

植物が立ち枯れている状態で火入れをすると、炎が大きく立ち上がり、灰が巻き上がります。このため、民間業者に委託し、事前のヨシの刈り倒しと粉砕を行い、灰の発生を抑えています。